展覧会「村田朋泰の世界-「森のレシオ」から「木ノ花ノ咲クヤ森」まで-」の開催実現へ向け、本展覧会の作品制作資金を集めるためのクラウドファンディングプロジェクトを初めて立ち上げることに至りました。
プチプチ・アニメ『森のレシオ』のストーリー・キャラクター設定資料、ミニチュアの立体作品といった村田朋泰の代表作品の展示・上映を考えております。
ご協力頂いた方には限定のプレゼントもご用意致しております!
是非多くの方に『森のレシオ』を始めとした村田朋泰作品を楽しんでいただけるよう、皆様のお力添えを心よりお願い申し上げます。
プロジェクトについて
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、アイデアをネット上でプレゼンテーションすることで、そのアイデアへの賛同者を集められる仕組みです。
クラウドファンディングでは支援して頂く金額をいくつか段階に分けて設定しております。
支援して頂いた方には限定グッズやイベントへの参加権などが贈呈され、特典が多数付属しておりますのでリターンの内容からも是非ご検討頂ければ幸いです。
支援していただいた資金は展覧会のグッズ、その他制作費に使用されます。
映像作家・村田朋泰の紹介
村田朋泰は、NHKプチプチ・アニメ『森のレシオ』や、Mr.Children「HERO」のプロモーションビデオに起用された『白の路』などで知られた、コマ撮りアニメーションを主とする映像作家です。
村田 朋泰 (むらた ともやす)
1974年東京都生まれ。
東京藝術大学修士課程美術研究科デザイン専攻伝達造形修了。
その後映像・広告美術を制作する有限会社TOMOYASU MURATA COMPANY. を設立。
Mr.ChildrenのMVや数々のライブPV、テレビCMや企業とのコラボアニメーション、2014年には劇場版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」主題歌Galileo Galilei「サークルゲーム」のMVを担当。また目黒区美術館(2006)、平塚市美術館(2008)といった美術館での大規模な個展を開催、2016年にはニューヨークでのアートフェアに出品するなど、商業のみならず美術作家としても幅広い層から支持されるアニメーション作家として活躍しています。
現在NHK プチプチ・アニメにて「森のレシオ」をテレビ放映中。
そのきらきらとした世界は小さなお子様から大人の方まで大変ご好評を頂いております。
[ 主な受賞歴 ]
第 5 回文化庁メディア芸術祭 / アニメーション部門優秀賞《睡蓮の人》
PFF アワード 2002/ 審査員特別賞《睡蓮の人》
第 9 回広島国際アニメーションフェティバル / 優秀賞《朱の路》
アヌシー 2003 国際アニメーションフェスティバル 推薦作品 / 上映《朱の路》
第 13 回文化庁メディア芸術祭 / 審査委員会推薦作品《家族デッキ》
ドイツ・シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭 2016 ノミネート《木ノ花ノ咲クヤ森》
コマ撮りアニメーションという手法
コマ撮りアニメーションとは、ミニチュアに作った人形やセットを少しずつ動かしながらカメラで1枚1枚写真を撮って映像にする手法です。イメージ的にパラパラ漫画が立体的になったようなものです。1秒の映像は15枚の写真から成り立っているので、人形を15回動かしてやっと1秒できます。
『森のレシオ』は5分のアニメーションですが、お話を考えてからセットの制作に入り、撮影を経て完成するまでは約5ヶ月という時間を費やして制作されています。
手作業ならではの温もりが小さなお子様はもちろん、細部までのこだわりはクラフトファンの大人までも魅了しています。
プロジェクト終了後
皆様より支援して頂いた資金は、クラウドファンディング終了後に「村田朋泰の世界プロジェクトチーム」の元へ入金され、展示制作やグッズ制作費として制作がスタート致します。
今回立ち上げた展覧会プロジェクトの開催場所は都内某百貨店での展示を予定しております。
幅広い年齢層のお客様が楽しんで頂ける素敵な展覧会にしたいと考えています。
是非皆様のご協力をいただけましたら幸いです。
作者よりコメント
ファンの方を始めとした沢山の方々のお言葉が背中を押し、この度クラウドファンディングを通じて今回のプロジェクトを発足致しました。
プチプチ・アニメ『森のレシオ』の放送は2009年からスタートし、今年で7年目を迎えられました。コマ撮りアニメーションは「映像」である前に、立体物として私たちの目の前に世界が存在し、同じ時間を共に経て映像に変換されます。映像から独特で温かみのある空気感を感じ取れるのはそういったことからだと思います。
言葉ではなく「仕草」で、動きではなく「間」で、止まっているものを「いかにして動かすか」はコマ撮りアニメー ションの重要な要素ですが、私はできる限り最小限の動きで最大限の表現ができないかを模索しています。
一言でいうならば「いかにして動かさずコマ撮りアニメーションは作れるのか」ということにもなると思います。
「森のレシオ」は各回のお話にはっきりとした終わりはありませんが、見ている人のそれぞれの解釈で楽しんでもらえたらとても嬉しいです。
本展覧会では「森のレシオ」のお話の世界は一体どうなっているのか、私の頭の中で構想されている「森のレシオ」の世界の紹介を始め、私が今まで制作してきた作品を紹介したいと考えております。
小さなお子様からご年配の方まで楽しめるようなイベントにしたいと思います。是非ご支援頂けましたら幸いです。
2016年4月 村田朋泰