上映作品のご紹介
路シリーズ
村田朋泰を紹介する上で外せない作品、
『朱の路』、『白の路』、『藍の路』、『檸檬の路』
の4作品から構成される『路シリーズ』。
主人公「ピアニスト」の“手”と“目”をあえて大きく作ることにより、指先による仕草や、瞬きの動きで感情を表現することに挑みました。その繊細な動きによる表現で『白の路』はMr.childrenの PVやCDジャケットに起用されるなど多くの人の心を打ちました。
『朱の路』
暗く長いトンネルを走る列車。悲しみを抱えた男は朱の花を差し出す少女と出会い、短い旅へと向かう。
言葉ではないもの、言葉にはできないもの。些細なこと。些細なもの。
その短い旅の終わりに男は長く暗いトンネルを抜ける。
第 9 回広島国際アニメーションフェティバル / 優秀賞
アヌシー 2003 国際アニメーションフェスティバル 推薦作品 / 上映
『白の路』
男の子と女の子が短い秋に過ごした思い出。大人になったいまでも、忘れない記憶と切ない痛み。男は少年だったころの路を辿る。
どこまでも真っ白な景色を駆けていくように。
『藍の路』
男は誰もいない町を漂う。漂いながらほうきで地面を掃く。掃くという行為が繰り返されることによって、男が放置したまま忘れようとしてきた場所へと向かう。
時がとまった、あのときのままの場所へ。
『檸檬の路』
日々はまるで測ったように規則正しく始まり過ぎてゆく。電話のベルだけが不規則な出来事のように入り込む。雨は結局降らなかった。電話はもう鳴らなくなった。何かが終わり、何かが始まる。
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ポンユタウン (プチプチ・アニメ)
家族デッキ
木ノ花ノ咲クヤ森
『ポンユタウン』
金魚鉢から飛び出した金魚を助けて川にもどしてあげた女の子。気持ちよさそうに泳ぐ魚を追いかけて見知らぬ街に来てしまい...。
『家族デッキ』
京の下町にある床屋を経営する高田家は、両親と中学生のお姉さん、小学生の弟の4人家族。この床屋に住まう七福神(髪様)のいたずらで、高田家の日常にはちょっと不思議な出来事が起こります。その間にも家の中にはゆっくりと時間が流れ、それぞれの生活が描 かれていきます。
第13回文化庁メディア芸術祭/審査委員会推薦作品
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2010/奨励賞
『木ノ花ノ咲クヤ森』
記憶を失った主人公は過去の痕跡を探しながら、すべて消し去ろうとする二人のハンターから逃走している。翁は、変わらないでほしい願いと、変わってゆく現実を語り継ぐ存在として登場し、忘却の縁(ふち)として静かに舞い続ける。
シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭 2016/ノミネート
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森のレシオ
『森のレシオ』は1話5分完結のアニメーション作品。
Eテレ「プチプチ・アニメ」にて現在 9 話まで放送されています。
「プチプチ・アニメ」は毎週月〜金まで午前8時50分〜55分、
午後3時40分〜45分の各5分放送のアニメ番組です。
氷の世界に住む少女レシオとその友だち、毛むくじゃらのジャモン。
ふたりで出かけた先で出あった精霊や不思議な生き物たちから、様々なことを学んでゆきます。
第一話「レシオとジャモン」
第二話「ほこらのふしぎ」
第三話「光のいせき」
第四話「ちょうちょと青い泉」
第五話「こうかんとり」
第六話「ゆりかごの木」
第七話「つららの音色」
第八話「ふねと白い糸」
第九話「すごろくの箱」
Eテレ/プチプチ・アニメ http://www.nhk.or.jp/anime/petit/ 現在第9話まで放送中です。